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好きな人が1人から2人に!

第5章 ~進展するお泊まり会~

『旭も、誘いたかったんだけどな~』

「明日は、従兄弟の家族が家に来るって言ってたもんね
仕方ないよ」

『いつか、3人の内の誰かの家でさ~
3人一緒に、お泊まり出来たら良いな!』

「うん、そうだね」

龍一君との通話後、明日のお泊まりの準備を早速した。

この日の翌日の朝。

朝飯後。

お泊りの用意を持って、ロークと一緒に家を出る。

◇車の中◇

「お泊まり、楽しみだな~♪」

「泉坊ちゃま、ご学友の家へのお泊まりとはいえ
先方へ、ご迷惑をおかけしてはいけませんよ」

「もう、ロークったら
いちいち言わなくても、それぐらいわかってるよ」

「それはそうですね」

何か、いちいち言わなくても良い事を言われると、鬱陶しく感じる時がある。

人間、誰でも一度は思った事がある筈だ。

せっかく、龍一君の家にお泊まり出来るのに、テンション下がるような事は言わないで欲しい。

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