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好きな人が1人から2人に!

第5章 ~進展するお泊まり会~

「どうも、初めまして」

龍一君の両親に対し、姿勢を正しくお辞儀をするローク。

「富崎家に仕える執事で、泉坊ちゃまの専属執事をしている、十六夜ロークと申します
今日は、当家の坊ちゃまがお世話になります」

「どうも、初めまして
龍一の母です」

「龍一の父です」

龍一君の両親も、ロークに対して挨拶をする。

「あの、これ
つまらない物ですが良かったら」

何かを包んだ風呂敷を、龍一君のお母さんにそっと渡すローク。

「ご丁寧に、ありがとうございます…。」

「今は、海外に居ます富崎家の女社長である、泉坊ちゃまのお母様から贈られたメロンです
お口に合わなければ、申し訳ございません」

「いえいえ!
そんな、本当にありがとうございます!」

慌てながらも、頭を下げながらロークにお礼を言う龍一君のお母さん。

「泉坊ちゃま、それでは俺はこの辺で」

ロークは、車に乗り込むと発車してこの場を離れた。

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