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21年愛~これからもずっと

第4章 相葉さん目線 2




30も半ばの大の大人二人。





しかも、男同士泣きながら……





端から見れば、とんだ絵面だろうけどさ。






ここは、ニノん家だし。






誰にも邪魔されない、






完全、プライベート空間だから。




安心して、ニノを抱き締める事が出来る。




こんな、幸せな暖かい気持ちは




今まで感じたことない。




ニノの全てが愛おしすぎて。




抱き締めてる腕の強さについ
力が入りすぎる。




ニ「……相葉さん……ちょっ、苦しい……」




回されてるニノの手が俺の背中を
トントンする。




相「あぁッ……ごめん。痛かった?」



  
ニ「プッ!」




ニノが俺を見て泣いてる顔で吹き出した。



ニ「やっぱ相葉さんだわ」




そう言って笑ったニノは。





死ぬほど可愛くて……





ニノの全てに目が奪われる。




アイドルなんだし。




可愛いニノなんて見慣れてるはずだけど。





今、この瞬間のニノは。




俺だけが見てるニノで。




俺だけのニノなんだ。






 
透き通るようなニノの白い肌が。
ニノ自体を儚く見せてる。



ニノの赤い唇が笑いながら
俺を妖艶に誘ってるようにしか
見えない。





相「……ニノ……」





俺は、ニノの柔らかい頬をそぉっと
両手で挟んだ。




ニノ……




嫌じゃないかな……



なんて、一瞬。



頭で思っちゃったけど。





ニノを見つめてたら。




そっとニノがそのまま目を閉じて
くれたから。




俺は、ニノのその唇に自分の唇を




重ねた。



 
いつぶりだろうか……




ニノとのキスは……




重ねた瞬間。




なんとも言えない幸福な気持ちに



おそわれた。




ニノの薄い綺麗な唇を。



このまま食べてしまいたい。



もっと。




もっと。




ニノが欲しくて



 
堪らない……




 
 

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