21年愛~これからもずっと
第4章 相葉さん目線 2
ニ「俺は……」
そう言って、しばらく無言のニノ。
俺は、
俺が今までに感じてきた、ニノの
本当の想いを……
本人の口から
ちゃんと聞きたいって思って。
今、ニノが言おうとしている
言葉に、
全神経を集中している。
ニ「……相葉さんのことが」
相「……うん?」
ニ「……誰にも渡したくないくらい
……好き……」
相「ニノッ!!」
ニ「……死ぬほど好きだよ」
そう言って俺を見上げたニノは。
綺麗な宝石みたいな涙を流していて。
そのあまりにも儚いニノの姿に
俺は、全部を鷲掴みされたような
感覚に落ちた。
相「ニノッ……好きだよ。
俺も負けないくらい
お前を死ぬほど
愛してるよ……
絶対、絶対、絶対に
俺も、お前を誰にも渡さない!」
ニノの昔から変わらない華奢な細い
身体を、引き寄せてぎゅうぎゅうに
抱き締めた。
あぁ……ニノ。
嬉しすきて、このまま
死んじゃいそうだ。
相「大好き。ニノ……大好き……」
ニ「フッ……ぅぅ……うん
……俺も、大好き……
相葉さん……ぅッ……フッ……」
ニノが俺の肩越しで泣きながら
そう言ってくれて。
暖かいニノの体温が俺に直接
伝わってきてさ。
俺も、涙腺がそのまま崩壊した。