
道о明日に繋がる光
第12章 *はるー01
むしゃくしゃする
あれから店を出て
追いかけてくる様子もない
誠からしたら
逆ギレだよね(笑)
思い出すだけで
笑える
あたし馬鹿みたい
ちょっとイケメンの
なりそこない男に
目をつけた
「ねぇ、暇してる?」
驚いた顔かと
思いきやすぐに
『お、これが噂の
逆ナンですかぁ?』
なんて舞い上がってる
「あたしと朝まで
一緒に居てくれない?」
『ずいぶんと
はっきり言うねぇ』
「別に隠すことでもないぢゃん」
『男と女が朝までだょ?
わかってゆってる?』
「当たり前でしょ」
ニヤリと笑う男
あたしわ出来心で
あの白い錠剤を
使うことにした
