ココロノソラ
第32章 キョウシ 。
S side
「じゃあ、すみません。お先失礼します。」
学校を後にして離れたとこに停めてある車に向かう。
コンコンと2回窓ガラスをノックすれば、
隠れていた正体を現す。
「早かったね」
「時間も時間だし早めに切り上げてきた。」
そう言って出発する。
「ねぇ、何で今日はあのタイミング?」
「連絡出来なかったんだよ。それにちょうど授業あったし、お前ねてるし」
「あー、なるほどね。ガチのほうかと思ったよ」
「そもそも俺の授業寝るなっつーの。」
「だって、みんなが皆 翔のこと見るからやだもん。みてらんない」
「アホか。それが授業だ」