ココロノソラ
第8章 何でもないただの会話。
「おーのさん。」
「よぉ、ニノ。」
「よぉ。じゃありませんよ。
こんなとこで何サボってるんですか」
「息抜きだよ。
ここ誰もいないし。」
「そうですか…
部長は大変ですねぇ、」
「よく言いますよ二宮課長。」
「ふっ...急に課長呼び(笑)」
「てかさ、何でこうもフロアが違うかな。
かずが居なくて息苦しいんだけど。
女の香水だらけだし」
「仕方ないでしょ
大野さんモテるからねぇ。」
「色目使う女なんて興味ねぇ~」
「ひどい言いようだな(笑)」
「...かずの匂い安心する...」
「かなりお疲れのようだね
ちょっと痩せた?」
「ちょっとはね...」
「......智。もうそろそろ行かなきゃ。」
「うん...」
「そんな顔しないで下さいよ(笑)
ほら、大野部長来週からの出張に向けて張り切って!」
「いやな出張のこと忘れてたのに~...」
「あ、そうそう。
上部から言われてその出張私も行くことになりました。」
fin.