ココロノソラ
第14章 風邪。
Oside
「んふふ、おーのさん♪」
さっきからニノがいつも以上にぴったり引っ付いてくる。
「どーした?」
「何にも〜」
何かいつもと違うくね?
やたらニノの体が熱いし。
案の定。顔見たら真っ赤。
これ絶対熱あるだろ...。
M「ニノ、風邪引いた?」
ほら松潤も気づいた。
「え〜引いてませんよ〜。ねー、おーのさん。」
「ばか。真っ赤だし絶対風邪引いてるよ。」
「もぉー、おーのさんもそんなこと言うんですかー」
さっきからおーのさんの連続だ。
「家で休んだら?」
「看病してくれるなら...。」
奇しくもそのうるうるな目で見られたら
無理なんて言えない。
「はいはい、してあげるから。帰るよ?」
「やったぁ、おーのさん大好きぃ!」
「ちょっ...!」
そう言って抱きついてきたニノをぎりぎりで受け止める。
それからは何とか車に乗せてマンションに到着。
車の中でもずっと抱っこ状態だった。
嫌とかじゃなくむしろ嬉しいけどね (笑)
ベッドに寝かせて冷えピタ貼ると
だいぶはましになったようだ。
すぅすぅ寝息をたてて寝てる。
...可愛いなぁ。
俺ってば、ニノは風邪で苦しんでるというのに。
でも寝顔がとても愛おしくて。
「 んっ...」
早く元気になりますよーにって軽くキスをした。
fin.