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ココロノソラ

第15章 テスト。


A side




「もぅ〜やだっ!!」



とある図書館にて。




相葉雅紀、勉強しております。





「そんなこと言ってもテストはテストだから。」




「いーよね、翔ちゃんは頭いいから。」



「勉強してますから (笑)」




ふつーに勉強してもつまんない!



... そうだ!




「ねぇ、翔ちゃん。今回のテスト勝負しない?」



「いいけど...俺勝つよ…?(笑)」





「そんなの分かんないじゃん〜
んで、勝ったら何でもいうこと聞いて貰えるってルールでね!」





「何でもいいの?」




「うん!何でも!」




「面白そう。受けてたとう。」




「ふふっ、そう来なくっちゃ!」




これには企みが。

俺が勝ったら翔ちゃんにね、


”付き合って” っていうんだ。




強引だなんて自分でも思うけど
このほうが真っ直ぐに伝えられる気がするから。




「よぉし頑張るぞ!」




「ふふっ、いつになくやる気だなぁ。」




それからも分かんないとこがあったら
翔ちゃんを頼って必死に勉強した。


迎えたテスト当日。



こんなに緊張するテストはない。




「おはよ〜雅紀。いよいよだね。」




「翔ちゃんおはよ。だね!俺頑張るから!」




_ あなたに告白するために。




絶対勝つ !!

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