ココロノソラ
第16章 保健室。
「俺は別に男と付き合うのが気持ち悪いとは思わない。」
え... まじで?
「そう...なんだ。」
「あぁ、たとえこんなことしてもな。」
そう言うと先生の顔が近づいてきて
俺の唇に違和感が。
き、キスされてる...。
「クスッ、何その顔 。」
「いや、だって今先生、キス...。」
「したけど?」
したけど?じゃないし!!
どゆこと!?
「お前だし。抱いてもいいやつ。」
またまた爆弾発言。
「そりゃ、毎日放課後に来られたらなぁ。
どうも思わないやつなんていないだろ(笑)」
「だって、先生のこと好きだから...。」
「とっくに気づいてるよ。潤。」
初めて 潤 って呼ばれた...。
俺の下の名前知ってたんだ。
「潤...お前のこと好きだから抱いていい...?」
耳元で言われて心臓が跳ね上がる。
俺は黙って頷いた。
そうすると先生はニコッと微笑んで全ての鍵を締め、ベッドに誘う。
「先生...。」
上から被さって見つめられてる。
「今は先生じゃない。翔 って呼んで?」
「 し、翔...。」
満足そうにそっと頭を撫でてくれる。
もっと触れたい。
せがむようにキスをねだった。