貴方だけを愛してる
第10章 つなぐ手の行き先
腕を突っ張りどうにか逃げ出そうと暴れる
でもか弱いニノの力など大したことない
簡単に抑えられてしまう
こんなに容易く押さえつけられるニノ
これじゃ襲ってくださいと言ってるようなものだ
A「かず…まぁくんからも逃げ出せないね?こんなに簡単に抑えられて…どうするの?まぁくんの事も…誘ってるの?」
N「え…?まぁくん…どう…したの…?」
A「かずさ…考えた事ないの?俺に抱かれる事…。想像した事ないの?毎晩一緒にお風呂入って同じベッドで寝てるけど…俺に襲われるかもって考えた事ないの?」
N「まぁ…くん…?なに…言ってるの?」
目の前には小動物のように抑え込まれ震えるニノがいる
誰よりも守りたいはずの相手
でもずっと考えていた
なんで俺じゃないんだろう
なんでニノの最初の相手は俺じゃないんだろうと
それでも昔は耐えられた
あれはニノが望んだ事じゃない
ニノは被害者なんだから、と
でも今回ニノはやり直すためとは言え進んでその体を差し出した
いろいろ間違ってしまったし、最終的には望まぬ形で傷つけられてしまったけど最初は自分で選んで抱かれたのだ
いくら精神的に追い詰められていて正常な判断ができなかったとは言え…その体を差し出した事実は俺の心をドス黒い炎で覆い尽くした
ずっと我慢していた事
見ないふりしてきた事を突きつけられた瞬間だった
無邪気に笑うニノを見れば安心して嬉しかった
拗ねる顔も可愛くて
わがまま言って困らせられても嬉しくて
一緒に入るお風呂も
体温を分け合って眠るベッドも心地良くて本当に幸せだった
でも…
A「俺はねずっと考えてたよ。どうやったらかずを抱けるかを。どうして俺を選んでくれなかったのかを。ずっと考えてたよ…」
今までと違う意味を持って愛らしい頬を撫でる
A「かずの唇はどんな味か想像したよ?」
この小さな口は
その柔らかな頬は
A「かずの体はどんな味?」
つーっと指を胸に這わせる
A「かずは…どんな声で啼くの?」
そのまま下へ指を這わせる
A「かずの中は…どんな風に…締め付けるの?」
ずっと考えてた
かずが男に抱かれたと知った日から
あの日見た光景を何度も思い出しては想像して
そんな自分が許せず吐いたりもした
A「ねぇ…まぁくんにも教えてよ…」
かずの味を…
でもか弱いニノの力など大したことない
簡単に抑えられてしまう
こんなに容易く押さえつけられるニノ
これじゃ襲ってくださいと言ってるようなものだ
A「かず…まぁくんからも逃げ出せないね?こんなに簡単に抑えられて…どうするの?まぁくんの事も…誘ってるの?」
N「え…?まぁくん…どう…したの…?」
A「かずさ…考えた事ないの?俺に抱かれる事…。想像した事ないの?毎晩一緒にお風呂入って同じベッドで寝てるけど…俺に襲われるかもって考えた事ないの?」
N「まぁ…くん…?なに…言ってるの?」
目の前には小動物のように抑え込まれ震えるニノがいる
誰よりも守りたいはずの相手
でもずっと考えていた
なんで俺じゃないんだろう
なんでニノの最初の相手は俺じゃないんだろうと
それでも昔は耐えられた
あれはニノが望んだ事じゃない
ニノは被害者なんだから、と
でも今回ニノはやり直すためとは言え進んでその体を差し出した
いろいろ間違ってしまったし、最終的には望まぬ形で傷つけられてしまったけど最初は自分で選んで抱かれたのだ
いくら精神的に追い詰められていて正常な判断ができなかったとは言え…その体を差し出した事実は俺の心をドス黒い炎で覆い尽くした
ずっと我慢していた事
見ないふりしてきた事を突きつけられた瞬間だった
無邪気に笑うニノを見れば安心して嬉しかった
拗ねる顔も可愛くて
わがまま言って困らせられても嬉しくて
一緒に入るお風呂も
体温を分け合って眠るベッドも心地良くて本当に幸せだった
でも…
A「俺はねずっと考えてたよ。どうやったらかずを抱けるかを。どうして俺を選んでくれなかったのかを。ずっと考えてたよ…」
今までと違う意味を持って愛らしい頬を撫でる
A「かずの唇はどんな味か想像したよ?」
この小さな口は
その柔らかな頬は
A「かずの体はどんな味?」
つーっと指を胸に這わせる
A「かずは…どんな声で啼くの?」
そのまま下へ指を這わせる
A「かずの中は…どんな風に…締め付けるの?」
ずっと考えてた
かずが男に抱かれたと知った日から
あの日見た光景を何度も思い出しては想像して
そんな自分が許せず吐いたりもした
A「ねぇ…まぁくんにも教えてよ…」
かずの味を…