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「ん…ああっ、もっと、見てっ」

くちゅくちゅといやらしい水音が部屋に響き渡る。
火照った身体を窓から入ってくるそよ風が掠めて心地良い。
私は今日も、何時ものように窓ガラスを開けて外に向かってオナニーをしている。
でも、今日はいつもとは違う。
確実に誰かが外から私を見ているとわかっているからだ。

あそこをかきまわす指を止めずに私はそばにおいてある段ボールの箱を横目で見た。
…この箱が届いたのは一時間前のこと。




「宅配便でーす。」

お母さんは仕事でいなく、一人で夕食を食べてるとき、家のチャイムが鳴って出ると宅配便が届いていて、出ると私宛らしくサインをして荷物を受け取った。
小さめの段ボール箱で、送り主も書いてなく不思議に思った私は食べかけの夕食をそっちのけですぐに段ボール箱を開けた。
その中には封筒が入っていて、まずは封筒を開けてみると衝撃的な物が中に入っていて、思わず落としてしまった。

ぱさっと落とした封筒からはみ出る何枚もの写真。
写真の中映っているのは紛れもなく、オナニーをしている私だった。

いつ撮られたのか分からないけど、その写真は鮮明に写っていて、ぐしょぐしょになったあそこもボケることなくくっきりと写っていた。


(誰がいったいこんな…、私、見られてたんだ…)


震える手で何枚も入っている写真を捲りながら写し出されている衝撃な姿に頭を打ち付けられた気持ちになって眩暈がした。


「あれ、なんか入ってる…？」


倒れそうになるのを持ち堪えて、段ボールの中に、厳重に放送された何かが入っていることに気付いて写真を置いて、それを手に取る。

一体これは何だろう、
あんな写真を送りつけてくるくらいなのできっとまた衝撃的なものが入ってるに違いない。

開けるのは恐い。
だけど私の中にある好奇心が包装紙を剥がして行った。