テキストサイズ

私と飼い主のはなし

第1章 私の日課

(誰かにとってもらうのもさすがになー…)

諦めようかと思いながらキョロキョロしていると端っこのほうに台がおいてあったのを発見。
これに登れば取れそうだと思いすぐに台を足元まで持ってくる。


「よいしょっと」


台に登って手を伸ばしたら予想通り手が届いた。
そして、はっと気付いてしまった。
今の私、もしかしたら下着見えてる?

なんとなくデニム生地がうえの方までずりあがってるような気がした。
そしてすーすーお尻にあたる風
今日の下着はTバックだから尚更敏感に感じ取れる。

こんなところでお尻が丸見えになってるなんて…

もしかして振り返ったら誰かみてるかもしれない
わざと見せてる変態女だと思われてるかも

きゅんっと下腹部が熱くなる感覚がした。
ゆっくりと振り返る。

(…誰もみてないか)

けれどそこには誰も見てなくて安心と同時になんだ、という気持ちが込み上げる。


(….って、なんだって何っ!?私見られたかったわけ!?)

そんな自分に恥ずかしくなってすぐに台から降りようとする。けれど

「きゃあっ!?」


足を踏み外してその場にお尻から落ちてしまった。
大きな物音がして人が私方をちらほら見てくる。
だけど視線を逸らそうとしない
なぜなら、今の私の体制は思いっきり足を開いて座り込んでいるからだ。

そんなことに私が気付くのは、男の人が話しかけて来てからであった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ