私と飼い主のはなし
第9章 夜のお散歩
「...はぁ、」
思わず止めていた息が漏れてしまう。
私の個室のドアが開くことは無かった。
私の隣の個室に人は入ったらしい。
もし、このドアが空いてたら私はどうなってしまっただろう...
脚を広げで待ってる私に、すぐおちんちんを突っ込まれてしまうかもしれない..
そして雌犬みたいに、沢山突かれて犯されちゃうのかな..
(犯され..たいな...)
思わずそんな事を思ってしまいすぐに我に返る
隣の個室から人が出てトイレから去っていく頃にはもう命令された10分が経とうとしていた
しっかりと両脚を開いていたけれど、私のあそこは虚しく誰にも触られることが無かった。
(切ない..あそこが、切ないよぉ、)
このままおちんちんも入れられないで今日終わっちゃうの?
ヴーヴー
(あ、隼人さんからだ..)
10分経ったのだろう、隼人さんからのメールを開くと目を疑うような内容が書いてあった
【よく頑張ったねヒナタ、もう身体に触りたくて仕方ないかな?ヒナタにご褒美だよ。
俺が直接ヒナタにご褒美をあげる。
そのままそこで待っていて。】
手が震える。
隼人さんが..ここに、来る?
確かに公園の場所など報告はしてたけど、隼人さんは近くに住んでいるの?
緊張なのか、喜びなのか、それともまだ会ったことのない他人に会う恐怖なのか自分でも分からない
それでも、私はこの個室で隼人さんを待とうと決めた。
数分経った頃小さな足音がゆっくりと近づいてきた。
その足音はきっと隼人さんだろう、
隼人さんは どんな顔をして どんな声で私を呼ぶのかな、そして、私にどんなご褒美をくれるのかな?
早く、早く、こっちに来て。