たね
第2章 幼馴染が休日、駅でギュする。
BL芽生えのたね☆いってみよ~
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
「わぁーこんにちは!準君ママ今帰り?」
「あぁ!湊君ママ~ねぇねぇ聞いていい?入学準備してる!?制服は?」
「家は義父が・・・」
僕らは、来年の春から中学生になる。今日はママとデートして電車に乗って帰る途中、同じ電車に湊君達も乗ってきた。
「湊君、携帯買って貰う?僕ん家はパパが買うって言ってて、ママは…ねぇ聞いてる?」
湊君はソッポを向いたまま、こちらを見てくれない…顔を覗き混んだら、もっと向こうを向いてしまった。
「どうしたの?何か怒ってる?」
「準!夏だからってナンテ格好してんだ!?」
「え?Tシャツと短パンだよ」
湊君は自分の体を指差して、教えてくれた。
「ココ透けてんの!知ったんのか!?」
「あぁコレね!お昼カレー食べて溢したのをママが、おしぼりで拭いてくれたんだ…コレの事でしょ?」
僕がそう言うと湊君は、やっとこっちを向いて確認してくれた。けど…真っ赤な顔が、もっと真っ赤になって又ソッポを向いてオチンチンをギュッと押さえてる。
湊君トイレ我慢してるの?それでチョット不機嫌なんだ…納得。ゴメンゴメン気が付かなくて。
電車が駅に着いて扉が開いた途端、湊君が走り出した。
「あっ!コラ湊!走ったら危ない!」
僕は湊君を追いかけた。
「ママ僕も、おトイレ行ってくる!湊君待ってぇ!」
「うるせぇ!準は着いてくんな!」
「なぁに?湊おトイレ我慢してたの?あははっ」
「2人共?やぁだーあははっ」