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たね

第1章 憧れの先輩が朝、廊下で髪に触れる。


ドキドキのたね☆いってみよ~
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



「目開いてんのか?そこ階段あんぞ」
「せ!先輩!? おっおはようございます」
「フフン ぉはよ」
そう言って先輩は私の髪をクシャっと撫でながら横を通りすぎ、そのまま1階の教室に向かっていく。

キャー!テンション急上昇!先輩が話しかけてくれた!頭撫でてくれたぁ~!挨拶も交わしちゃったっ!!今日は朝から超ラッキー!

私は階段を駆け上がった。

今日はスカート短めにして良かった!だって先輩の前では可愛く居たいモン!!

私が勢いよく振り向くと…まだ先輩はソコに居て満面の笑みで、でも少し照れくさそうに私を見上げて右手の親指をこちらに向けた。「いいね」って言いながら。

「キャー!!」
私は教室まで走って逃げた。


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