ROOMMATE
第1章 プロローグ
「ああっ!!!痛っ…」
身体の中心を突き刺されるような痛みに
全身がビクッと跳ねる。
二人の体温が一つになった。
あぁ…気持ちいい…
それに、繋がるとすごく安心する…
男はそのまま上体を倒し奈緒に覆い被さる。
「あっ…ごめんっ。我慢できなかった」
てへっと笑いながら謝る表情が可愛くて…
また、胸が締め付けられた。
「んん…大丈夫。すぐ気持ちよくなるから」
奈緒は両腕を男の首に回すと抱き寄せてキスをした。
このまま、時間が止まっちゃえばいいのに…
んっ…ちゅ…
きっとこれで最後になるから…
今はこの幸せを身体で感じたい。
短いキスを終えると、男はベッドに両手を付き
身体を離さないようゆっくりと腰を動かし始めた。
「んんっ…ああんっ…もっと…突き上げて…」
ぬちゃぬちゃと小さかった音が、
段々と激しく打ち付ける音に変わる。
「あんん!…ああっ…気持ちいい!…だめっ」
男の太いペニスが膣に出し入れされる度に
奈緒の全身に強い快感の波が押し寄せていった。