ROOMMATE
第2章 新生活
「あの、シェアハウスってどんな方が住んでるんでしょうか?」
恐る恐る聞いてみる。
「えっとー、物件の場所によって変わりますね。
近くに大学がある所は地方から来る学生さんもいますし、
この辺のように人が集まる駅の近くは外国人の方も多いですね」
ふーん…外国籍でも簡単に入れるんだ。
じゃあ結構色んな人が住んでそうだよね…
商店街を抜け、信号待ちで足を止めた。
「この信号を渡って向こうに曲がればすぐです。
スーパーやコンビニも近いので行ってみてください」
確かに、歩いてる途中で両方とも見た気がする。
「ありがとうございます。
荷物を置いたら散歩する予定です」
着いたらゆっくり休みたいとこだが
その場は適当に会話を合わせておいた。