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桜の咲く頃にまた君と

第9章 初めての君の家


「でもあの子は君と一緒にいたいと

お父さんとお母さんには感謝してる

一緒に居たいとも思う

でも春樹くんと一緒に居たいと言ったんだ」


僕は泣きそうになった


桜がそんな風に思ってくれていたなんて


「あの子の気持ちを変えてくれたのは君だ

私でも妻でもない

それにあの子のやりたいことをさせてあげたい気持ちはみんな一緒だ

だから...

娘のことをよろしく頼む」


そう言って頭を下げられた

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