
桜の咲く頃にまた君と
第3章 放課後の部室で君と
「悠陽に言われたくないし
それよりも早くいこー」
ふたりを連れて近くのカフェに入る
マスターに挨拶してとりあえずコーヒーとケーキ人数分を注文する
ここのカフェはたまたま見つけた穴場だ
大学から近い割に誰もこのカフェにいるのを見たことがない
古い感じだがいかにもコーヒーが美味しそうな雰囲気が漂っている
コーヒーの味も、もちろん美味しい
僕達3人はこの店の常連だ
「それで春樹今回はどうした?」
「実は...」
ふたりに今日の朝考えていたことを相談した
