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心と心の境界線

第1章 序章

トイレの隅の鏡台に向かって髪を結わえる彼女のお尻を撫でると

彼女は下着を履いていなかった

スカートのプリーツのゴワゴワとした生地を通してそのやわらかい脂肪の塊を撫でる

「楽しいですか?ヘンタイさん」

彼女が意地悪そうに聞いてくる

「気持ちいいですか?どスケベさん」

ゆがんだ言葉のキャッチボール

教室の中ではさすがにこういうことはできないけれど

心のセックスをしている僕たちにとっては普通のことだった

学校では心の

学校の外では身体の

コツコツとそれを積み重ねながら

わかっているけれど物理的には一つになれない

その心のスキマを埋めていく

それが相手を好きになってしまったという

ぼくたちの代償

支払わなければいけない

少しでも乱暴に扱ってしまうと

すぐに壊れてしまう

二人の

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