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爪切君と潜君も、本当に美味しそうにしながら食べているのを見ると、漆黒ラーメンがかなり愛されているのがわかった。

注文した料理の量が半分に減り、そろそろ本題に入る事にした。

「大喜君の事なんだけど」

僕のその一言で、高飛君達の表情が一気に変わった。

「先ずは、僕の事と大喜君との出会い
それから、現在までの事を話すね」

僕は、３人に順番に説明していく。

もちろん、大喜君とは恋人関係である事を隠して。

僕がＢＬ作家である事と、大喜君との出会いのきっかけ、同居生活の始まりと借金の保証人の解決までの事。

そして、梅田喫茶店で働き始めた頃から現在までの事と、３人の事で大喜君と気まずくなってる事。

「そうだったんですか…。」

「あの、小太郎さん…。」

「俺達の事で、大喜と気まずくなってすみませんでした…。」

僕に頭を下げて謝る高飛君達。