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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第4章 ~続くすれ違い~

「……いつもの味なのに…。」

大喜君が作った料理…。

いつもは、とても美味しかったのに今は…。

「今は、美味しく感じる事が出来ない…。」

大喜君…。

◇梅田喫茶店・店内◇

-大喜視点-

「大喜君、朝陽
また来るよ」

「緋絽(ひろ)さん、またお待ちしてます♪」

「緋絽さん、また今日もお迎えよろしくっす!」

「じゃあな!」

そう言って、朝陽の恋人の畑本緋絽(はたもとひろ)さんは店を出た。

「朝陽、4番テーブルの片付け頼む」

「わかりました」

さっきまで緋絽さんが座ってた、4番テーブルの片付けに向かう朝陽。

「大喜君、会計お願い」

「大喜君、ご馳走様~」

「明人さん、照実(てるみ)さん
相変わらず、兄弟仲良しっすね♪」

夜月照実(よづきてるみ)さん。

明人さんの4つ下の義弟。

明人さんが高校2年生で、照実さんが中学1年生の時に親同士が再婚して兄弟になったと、本人達が教えてくれた。

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