貴方の涙は俺が拭くから ON
第2章 スケッチブックに隠された秘密2 智
2-2
「ねーぇ、今日は?」
「あー、今日もダメ」
「えー?何で?そんな遅くなんないよ?俺も帰りたいし。
サクッと行こうよ」
「いや、今日はちょっと都合悪いから」
「だったらいつならいいのよ?おじさん、いつが空いてんの?」
「いや~・・・その日の気分次第だから 約束はしないことにしてるんだ」
「はあぁ?何だソレ。・・・もういいわ、お疲れ。」
ぷんぷん怒りながらニノが帰って行く
「お先-」
「おう、お疲れー」
「ニノ、バイバーイ」
「お疲れー、またなー」
俺以外の3人がニノに声を掛け、
楽屋のドアがバタンと閉められた