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2-1

京都に居た頃、
大野さんは　事務所の先輩とアヤシイという噂があったらしい

ごくごく狭い人だけが知るというその噂
ようやく見つけた過去への糸口

興味津々なのがばれない様に気を付けながら　
俺はその人に酒を勧める


「へぇ・・・あの人が　男とねぇ・・・ピンと来ないけど。・・・それで？参考までに、相手どんな人なの？」
「ニノがこの手に噂に興味持つなんて珍しいね・・・やっぱメンバーの事は気になるの？」


気になるに決まってんだろーが！・・・と思いつつ
無邪気にくすくす笑って
さも、アナタだから話すんだけど・・・と言うように声を潜めた