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貴方の涙は俺が拭くから ON

第24章 忘れられない過去6 ニノ



部屋まで上がって、わざわざ何を話すのか

別れ話なら一言で済む
何を言われたって、俺はごねたりしないから

となると・・
もしかしたら・・・?

いや、期待するのはやめよう

立ち話じゃ無く、きちんと礼を尽くすべきだと 
思ってるだけかも知れない
うん、きっとそうだ
この人はそう言う人だ


だとしたら最後通牒を突きつけられるまでの 
俺に残された時間はあと僅か

食欲なんか湧かないけど 
とにかくこの時間を大切にするぞ、と決意する



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