
貴方の涙は俺が拭くから ON
第24章 忘れられない過去6 ニノ
「今なら・・もう大人だから・・・上手く隠せるだろうし
お互いの気持ちがしっかりしてれば 万が一バレたとしても・・・ダメになったりしないんじゃない?」
それに負けないぐらいの 地位も名声も貴方は掴んでる
たくさんいるファンの中の 何人かは離れてしまうかもしれないけど
きっと真実のファンはついて来てくれるはず
「ニノ、ホントにそう思う?」
「・・・うん」
「男同士でも、大丈夫だって?たとえバレてもお互いの気持ちがしっかりしてれば
ダメになったりしない、って思う?」
「・・・うん」
瞳をキラキラさせて俺を見る
やっぱり背中を押して欲しかった?
それが貴方の望みなら、俺は笑顔で応援してあげる
