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貴方の涙は俺が拭くから ON

第24章 忘れられない過去6 ニノ


6-4

怪訝そうに眉を顰める俺を 大野さんが見つめる

「ニノ、ほんとにどうかした?熱でもあんのか?」
「熱なんか無いけど・・・でも、やっぱオカシイのかな、貴方が何言ってんのかわかんないや・・・」

「え?俺そんな難しいこと言ってないけど?てゆーか、俺にそんな難しいこと言えるワケないし」


でも、もう一回ちゃんとキメとこうか、って
ちょっと笑って貴方は俺に向き直る


「ニノ、ありがとう。ニノとなら大丈夫、って俺も思えるから
これからもずっと傍にいて欲しい。てゆーか、俺がずっと傍にいるから」
「・・・え・・・」




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