
貴方の涙は俺が拭くから ON
第33章 言わなくちゃいけないのに2 智
「ニノ・・・ごめん・・・醜態晒した・・・」
「・・・そんな事いいけど・・・ホントに大丈夫?病院行った方が」
「それはホントに大丈夫・・・でも、今日はもう・・・ごめん・・・」
「あ、うん。それは勿論、だけどホントに・・・」
「うん、ホントに大丈夫」
「そう?・・・でも、俺帰った方がいいよね」
「・・・・・・」
「もしも居た方がいいなら・・・、貴方の事心配だし、リビングのソファーで寝させてもらうけど」
「あの・・・ごめん、ホントにもう大丈夫だから・・・今日のところは・・・」
「・・・だよね。 わかった、帰るよ」
聞き分けよすぎるニノの言葉に 俺の方が焦ってあたふたする
