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貴方の涙は俺が拭くから ON

第33章 言わなくちゃいけないのに2 智



「ニノ、あの、居て欲しくないって意味じゃないよ?ただ・・・何ていうか・・・」
「うん、いいよ、何も言わなくて」

「怒ってない・・・?せっかく来てくれたのに」
「俺が?全然。かえって悪かったね、俺のせいで具合悪くなっちゃって」

「え・・違うよ。これは多分 食べたものに当たったとか そういう事じゃないかな・・・」
「アナタが?・・・うん、まぁ・・・気を付けてね」

「ニノ、ごめん。また連絡するから」
「うん・・・じゃあね。あの、鍵貸してくれたら 外から鍵をかけてポストに落としとくけど」

「あ、俺玄関まで行くよ、もうだいぶ良くなったし・・・見送りたいから」
「・・・無理しないでよ?」

「ホント大丈夫・・・」
「うん・・・じゃあ・・・」




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