テキストサイズ

貴方の涙は俺が拭くから ON

第4章 スケッチブックに隠された秘密4 智



それにしても、こうして見ると 
何だかすげー幼く見えて、
まるでデビュー当時、10代の頃みたいじゃん

永遠の17歳とはよく言ったもんだよなぁ・・・


でも、口を開けば憎たらしい言葉のオンパレード
いつかも 悪態吐きながら帰って行ったっけ・・・


さらっと描いた寝顔を眺めて

“いつもこれくらい可愛けりゃいいのに・・・”

声に出すと、その裏にある想いまで滲み出てしまいそうで
そっと心の中で呟き、
その髪をくしゅっと撫でる


まぁ、いつも小憎たらしい事言うのの半分くらいは 
俺に原因あるって わかってんだけどさ・・・



特に最近は 自分でもやり過ぎか?と思う程、
ニノに素っ気なくしてる


ごめんな・・・

って思いながら、そのこめかみにそっと唇を付けた


ストーリーメニュー

TOPTOPへ