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貴方の涙は俺が拭くから ON

第42章 貴方の為に出来る事を6 ニノ


6-2

ピンポーン

オートロックエントランスから大野さんの部屋番号を押すと

「ハイ」

いつも通りの静かな声


「俺・・・。今・・いい?」
「うん・・・どうぞ」


静かに自動ドアが開き 俺はエレベーターに乗る

はぁ・・・
悪い事したつもりは無かったけど
引き起こした騒ぎはやっぱり俺のせいだ

その結果 しなくてもいい釈明をして
大野さんも嫌な気分にさせちゃうなんて

俺は何て迂闊だったんだろう



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