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貴方の涙は俺が拭くから ON

第47章 優しい人5 智



「今 終わったよ」

と ニノから電話が来たのは19時半
俺は丁度家に帰ったところで


「ごめん、ちょっと長引いた」
「いいよいいよ。すぐこっち来れる?」

「うん、何か買って行くものある?」
「特にないかな。気を付けておいで」


何気ない会話にも そこはかとなく漂う甘い空気が
俺とニノは ちゃんと恋人同士だってことを
証明してる気がする

ニノ、早く会いたいよ




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