
貴方の涙は俺が拭くから ON
第47章 優しい人5 智
そしてそこから小一時間も経った頃にニノが到着
「ごめん、道が混んでて・・・」
「ふふ・・・いいよ。お疲れ様」
「あ、うん。大野さんも お疲れ様」
「まずはビールでいい?腹も減ってるよな?」
「あ・・・りがと・・・あの・・・」
ニノが何か言いたげにしてる
けど、断りなんか入れさせないぞ
「あ、でも風呂が先の方がいいか。酔っぱらうと面倒になっちゃうからな」
「え・・・」
「パジャマ代わりに何か出しとくよ」
「・・・でも・・」
「もう俺は済ませたから。ゆっくり入っていいよ、
って言っても ニノは
雀の行水だから あっという間に出てきそうだけど」
「・・・それを言うなら烏の行水ですけど」
