
貴方の涙は俺が拭くから ON
第56章 簡単じゃない6 ニノ
6-2
「・・・ウチ来る?てか、ウチでいい?」
「ん?・・うん」
相葉さんちを出た後
もしも断られたらどうしよう、と思いながらも
すぐ近くだから、って ウチに誘ってみたんだけど
何だか上の空の返事をしただけで
大野さんはずっと喋ってくんない
まさか マジで俺の浮気疑ってるわけじゃないよな?
「あの・・さ」
「うん?」
「さっきの・・・マジでふざけ倒しただけで
相葉さんの事どうこうとか全く無いからね?」
「あぁ そうなんだ・・うん」
