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「ニノ・・・ありがと・・・」

鼻にかかった声に驚いて大野さんを見ると
そこには　今にも零れそうな大粒の滴で
瞳が揺れてる愛しい人


「どう・・したの・・」
「嬉しいんだよ・・・ありがと・・ニノ・・ありがと・・・」


うんうんと頷くべきなのか
ううんと首を振るべきなのか

迷い迷ってどっちつかずの変な動きをする俺を
大野さんが笑う