雪に咲く花
第9章 悲劇ふたたび
しかし、複数の人間に抑えつけられ、暴れるたびに蹴りをいれられ逃れようがないのだ。
「いやぁっ!亘っ!助けてぇ」
「なんだ、亘ってこいつか。あの実習生の」
佐々木が雪斗のズボンからスマートフォンを取り出した。
待ち受け画面で亘が笑っている。
「それになんだ。このダサいやつ」
スマートフォンにつけた亘と分けあったハートのかけらを手にとった。
「やめろっ!触るなっ!」
「へぇっ、お前、あの実習生と出来てたんだ。やっぱり男じゃなかったんだな」
亘との宝を彼らに汚されてしまうのが、酷く悔しかった。
「やめろっ!何かしたら殺してやるからな!」
強気で歯向かう雪斗の頬を激しく打ちつけ、佐々木は口にタオルを詰め込んだ。
「ずいぶんと生意気な口を叩くじゃないか。まあいいや。そんなこと言えなくしてやるよ。肉便器としてな」
「俺、もう待ちきれねえよ。早くやろうぜ」
雪斗の脚を抑えていた男子のものが尻にあてがわれた。
「いやぁっ!亘っ!助けてぇ」
「なんだ、亘ってこいつか。あの実習生の」
佐々木が雪斗のズボンからスマートフォンを取り出した。
待ち受け画面で亘が笑っている。
「それになんだ。このダサいやつ」
スマートフォンにつけた亘と分けあったハートのかけらを手にとった。
「やめろっ!触るなっ!」
「へぇっ、お前、あの実習生と出来てたんだ。やっぱり男じゃなかったんだな」
亘との宝を彼らに汚されてしまうのが、酷く悔しかった。
「やめろっ!何かしたら殺してやるからな!」
強気で歯向かう雪斗の頬を激しく打ちつけ、佐々木は口にタオルを詰め込んだ。
「ずいぶんと生意気な口を叩くじゃないか。まあいいや。そんなこと言えなくしてやるよ。肉便器としてな」
「俺、もう待ちきれねえよ。早くやろうぜ」
雪斗の脚を抑えていた男子のものが尻にあてがわれた。