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雪に咲く花

第10章 深いきずあと

「おいおい本当かよ?」
男の手が雪斗の股関に触れた。
「やっ……!」
「まじかよ!ちゃんとついてるぜ」
「ほんとかよ!」
「やめろっ!」
他の男たちも股関に次々と触っていく。。
「間違いなく男だぜ」
男だということが分かって彼らが諦めることを期待した。
しかし、それは虚しく裏切られてしまうことになった。
「まあ、いいじゃないか。こんな可愛い子だったらやれるぜ」
「まあ、それもそうだな!男は初めてだけど、やっちまおうか」
彼らの考えていることが分かり恐怖を感じる。
「やだっ!はなせっ!」
彼らの掴んだ腕から逃げだそうとしたが、三人の力には勝てず通りの公園に引き摺られた。
大木の茂みに隠れる場所で、ジャンパーを脱がされ、ズボンのベルトを外される。
「いやあっ!助けてぇ!」
また犯されるかも知れないと恐怖で声を張り上げた。
「静かにしろよ!」
頬を叩かれ地面に寝かされた。
叫ばないよう手で口を塞がれると、ズボンが下着ごとずり下ろされていく。
男たちの手が次々と雪斗の太ももや上着の中に触れていった。
(嫌だっ嫌だっ嫌だぁぁ!)

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