
雪に咲く花
第10章 深いきずあと
馬乗りにされて腕を掴まれ身動きがとれない。
気持ち悪さに涙がながれた。
「君がこんなに可愛いからいけないんだよ。男を誘う要素をもっているんだからね」
男の言葉で、あの日の地獄を思い出してしまう。
佐々木たちに凌辱されたとき、彼らの手で、裸体をあちこちと撫で回された。
涙をながし、すすり泣く雪斗に、彼らは次々と屈辱的な言葉を浴びせた。
「この細くて白い肌、いい体してるのに男にしとくの勿体ないよな」
「全くだ。大人しくしてれば綺麗な体が傷だらけにならなかったものを」
「顔も可愛いし女に生まれればよかったのにな。もし、お前が不細工だったらやる気しないぜ」
「俺たちを恨むなら、可愛い女顔に生んだ親を恨めよ。お前が男誘う顔してんだからな」
あのあと、シャワーを浴びながら、自分の容姿に嫌悪感を抱いた気持ちが再び実感させられる。
(こんな顔じゃなかったら)
足を広げられ男のものが尻に当たった。
(いやぁぁっ!怖い助けて)
心の中で助けを求める。
「お前たち、そんなとこで何してる!」
もう、駄目だと思ったとき声がして、懐中電灯らしき光が射した。
気持ち悪さに涙がながれた。
「君がこんなに可愛いからいけないんだよ。男を誘う要素をもっているんだからね」
男の言葉で、あの日の地獄を思い出してしまう。
佐々木たちに凌辱されたとき、彼らの手で、裸体をあちこちと撫で回された。
涙をながし、すすり泣く雪斗に、彼らは次々と屈辱的な言葉を浴びせた。
「この細くて白い肌、いい体してるのに男にしとくの勿体ないよな」
「全くだ。大人しくしてれば綺麗な体が傷だらけにならなかったものを」
「顔も可愛いし女に生まれればよかったのにな。もし、お前が不細工だったらやる気しないぜ」
「俺たちを恨むなら、可愛い女顔に生んだ親を恨めよ。お前が男誘う顔してんだからな」
あのあと、シャワーを浴びながら、自分の容姿に嫌悪感を抱いた気持ちが再び実感させられる。
(こんな顔じゃなかったら)
足を広げられ男のものが尻に当たった。
(いやぁぁっ!怖い助けて)
心の中で助けを求める。
「お前たち、そんなとこで何してる!」
もう、駄目だと思ったとき声がして、懐中電灯らしき光が射した。
