雪に咲く花
第22章 本物の悪魔
雪斗は、寒気を感じて、目を覚ました。
「ここ、どこ?俺、どうしたんだろ?」
光多とゲームをしていて、時間になり帰ろうとしたところ、眠気が襲ってそのまま意識を失ったのだ。
「えっ……!?何これ!?……」
自分の手足が、鉄の枷で拘束されている。
しかも、服が全て脱がされ、何も身にまとっていない。
「目が覚めたようだね」
目の前で、光多が笑っている。
「光多!?……これはいったい、どういうこと?」
何故、こんな状況になっているのか訳がわからない。
「全く、君は単純だから、すぐ引っかかってくれたよ。後は、彼らが遊んでくれるからね」
厭らしい笑い声が聞こえ、声の方向をむくと、まさかの人物に背筋が凍る。
「よう!今度は気持ちよくさせてもらうからな」
斉藤達と、取り巻きの一部、見知らぬ男達が取り囲んでいたのだ。
「嘘!?……光多!どうしてなんだよ!」
「聞きたい?……復讐さ」
「復讐って!?」
「そうだよ。福原亘に対してのね」
「亘の!?……」
突然、亘の名前を出され、更に驚く。
「ああ、彼の母親は、僕の心の母を殺したんだからね」
そこにはいつもの光多ではなく、憎しみに満ちた瞳の少年がいたのだ。
「ここ、どこ?俺、どうしたんだろ?」
光多とゲームをしていて、時間になり帰ろうとしたところ、眠気が襲ってそのまま意識を失ったのだ。
「えっ……!?何これ!?……」
自分の手足が、鉄の枷で拘束されている。
しかも、服が全て脱がされ、何も身にまとっていない。
「目が覚めたようだね」
目の前で、光多が笑っている。
「光多!?……これはいったい、どういうこと?」
何故、こんな状況になっているのか訳がわからない。
「全く、君は単純だから、すぐ引っかかってくれたよ。後は、彼らが遊んでくれるからね」
厭らしい笑い声が聞こえ、声の方向をむくと、まさかの人物に背筋が凍る。
「よう!今度は気持ちよくさせてもらうからな」
斉藤達と、取り巻きの一部、見知らぬ男達が取り囲んでいたのだ。
「嘘!?……光多!どうしてなんだよ!」
「聞きたい?……復讐さ」
「復讐って!?」
「そうだよ。福原亘に対してのね」
「亘の!?……」
突然、亘の名前を出され、更に驚く。
「ああ、彼の母親は、僕の心の母を殺したんだからね」
そこにはいつもの光多ではなく、憎しみに満ちた瞳の少年がいたのだ。