
雪に咲く花
第42章 スイーツから始まる休日
「そう?では、お手伝いお願いします」
手伝い始めたはいいが、俺は指先が器用な歩と違ってぶきっちょだ。
涙目になりながら玉葱の皮を剥いた後、じゃがいもの皮を剥いたら形がでこぼこして小さくなってしまった。
おまけに包丁で指を切ってしまい、歩がすぐに手当てをしてくれた。
「俺は台所仕事はむいてないみたいだぜ。かえって足手まといになっちまったな」
「ここまで手伝ってくれただけで充分だから。それに颯人さんには他のところで助けてもらってるし」
と、しょげる俺を歩が慰めてくれる。
やっぱり歩は優しいな。
「さて、出来上がり。食べましょうよ」
テ―ブルの上には、唐揚げと小海老のマリネ、ホワイトシチューが並んでいる。
「おっ!うまそうだな。いただきまあす」
二人で歩の手料理を食べ始めた。
「旨いっ!さすがは歩だ。いいお嫁さんになれるぜ」
「颯人さん、僕、男だよ」
歩が照れたように笑う。
「ところで歩も、もうすぐに卒業だな」
「うん、卒業したら、パテシエになるための勉強するのに、製菓の専門学校に行くんだ」
「そうか。お互い頑張ろうぜ」
お互いに将来のことを語り合いながら、俺たちは夕食を楽しんだ。
手伝い始めたはいいが、俺は指先が器用な歩と違ってぶきっちょだ。
涙目になりながら玉葱の皮を剥いた後、じゃがいもの皮を剥いたら形がでこぼこして小さくなってしまった。
おまけに包丁で指を切ってしまい、歩がすぐに手当てをしてくれた。
「俺は台所仕事はむいてないみたいだぜ。かえって足手まといになっちまったな」
「ここまで手伝ってくれただけで充分だから。それに颯人さんには他のところで助けてもらってるし」
と、しょげる俺を歩が慰めてくれる。
やっぱり歩は優しいな。
「さて、出来上がり。食べましょうよ」
テ―ブルの上には、唐揚げと小海老のマリネ、ホワイトシチューが並んでいる。
「おっ!うまそうだな。いただきまあす」
二人で歩の手料理を食べ始めた。
「旨いっ!さすがは歩だ。いいお嫁さんになれるぜ」
「颯人さん、僕、男だよ」
歩が照れたように笑う。
「ところで歩も、もうすぐに卒業だな」
「うん、卒業したら、パテシエになるための勉強するのに、製菓の専門学校に行くんだ」
「そうか。お互い頑張ろうぜ」
お互いに将来のことを語り合いながら、俺たちは夕食を楽しんだ。
