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雪に咲く花

第7章 誤解から生まれた友情

「なあ、俺めちゃくちゃたまってんだよね。また、こいつに気持ち良くしてもらおうか?」
一人の言葉にどきっとする。
あのとき、彼らのものをしゃぶらされ、液体を飲み込まされた気持ち悪さと屈辱感で吐き気が襲った。
「それはいいや。気持ち良くしてもらおうか?」
「嫌だっ!絶対そんなことやらないからな!」
強気で返すと佐々木が雪斗の髪を掴んだ。
「生意気に逆らいやがって。そんな口が叩けるのも今のうちだからな」
佐々木が厭らしい笑みをたたえる。
「こいつ、また素っ裸にして痛めつけてやろうぜ」
「おもしれえ、そういえば、それで言うこときいたもんな」
彼らの考えていることが分かった。
あの日のように全裸にして、数々の苦痛を与えることで自分に従わせようとしているのだ。
もう苦しさから逃れるために負けて、あんな思いはしたくない。
何とか逃げ出したいと思うが、集団の力を押し退けることが出来ない。
「さてと、ひんむいてやれ」
彼らが濡れた制服に手をかけた。

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