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家に帰ってきたところでちょうど、

カバンの中で携帯が震えた。



R R R・・・ R R R・・・・



N「・・・もしもし 」



Ｊ「もしもしニノ？翔から聞いた。どゆこと？」



N「どゆことって・・・何がよ(笑)
主語がないじゃない。」



Ｊ「何がって・・・雅紀だよ、
昨日あのあとなんもなかったわけじゃねーだろ？」



N「ふふ、薬まで盛ってもらったくせに
なんもなかったよ、ごめんね潤くん。 」



Ｊ「・・・いや、それは、」



N「うーん、やっぱり相葉くん、
俺のことなんて好きじゃないんだろうね。」



せっかく友達になれたと思ったのに

結局ダメにしちゃった。




N「潤くん。」



Ｊ「…なに。」



N「俺さ、相葉くんのこと好きだった。」



Ｊ「…だと思ってたよ。」



N「でももうやめる。」



Ｊ「・・・。」



N「男同士なんて、
そもそも相葉くんの選択肢にないだろうし。」



Ｊ「・・・うん。」



N「仕事しづらくなるだけだから。こんな気持ち 」



Ｊ「・・・もしも、」



N「…ん？」



Ｊ「いや、なんでもない。
余計なことしてごめんな。」



N「いや、・・・ぅん、じゃ、切るね？」



Ｊ「おう。」



もしも、なんだったんだろう。

でもまぁ・・・もしもなんか考えたところで

なにも変わりゃしないだろ。