
kiss & cry
第15章 xA not REC-xmas EVE
N「触れる手が優しくて、 」
佐「うん。」
N「キスがエロい。」
佐「ふは、」
N「だから錯覚しちゃった。」
佐「なにを?」
N「相葉くんも俺のこと、って」
佐「・・・うん。」
N「こんな不安定な感情じゃ、
友達にも仕事仲間にも戻れないなって・・・
友達には諦めるって宣言した。なのに、
全然相葉くんが頭から離れてくんないの。」
佐「ん、」
ぽんぽんと背中に置かれた手が
『全部吐き出しちゃえ』って
後押ししてくれているようで
N「…こんなに人を好きになったことがなくて、」
じんわりと滲んだ涙が
佐々倉さんのシャツに染み込んでいく。
N「相葉くんのことが好きすぎて辛い。」
