ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第5章 伯爵と秘密の扉
お屋敷に来て――――…
数か月…
ここの暮らしにすっかりなれてしまい、時々自分が警察官で有ることを忘れてしまう!
報告書や上司からのメール、両親からの連絡で自分の立場を再認識する始末…
「はぁ…私――――…ここに何しに来たんだろ…」
「ん?有森様は――――…ご主人様の愛玩でいらっしゃったのではないのですか?」
「は?!///あ、愛玩!?」
お茶を運んで来てくれたピノ彦君がサラッと凄い事を言うから、危なく紅茶をこぼすところだった!
「///あっ有森様大丈夫ですか!?」
「ピノ彦君!私は――――…そんな事でここに来ていません!」
「な~んだ、分かってるんじゃないですか~っ!」
いや、分かってるよ?!
アレキサンダーのお目付け役的なポジションだって分かってるんだけど――――…
いまいち…実感が…