ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第5章 伯爵と秘密の扉
しかし――――…葡萄園もそうだけど…ここ屋敷は総統大きい…
いまだに入ったことない部屋や場所も多い…
今日はアレキサンダーは書斎で貯まった事務仕事をしないといけないと言っていたから…
その隙にこのお屋敷でも探検しようかな!
なんか、そんなことを考えていたら楽しくなってきた!
「ん?すみれ、嬉しそうだけど…妊娠でもしたのかい?」
「――――…私が処女だって…アレク知ってますよね…」
「早く…私の子を身ごもってほしいもんだ」
――――…おいおい…何でだよ!
私はアレキサンダーを睨みながら香り高い紅茶を口に含んだ…