
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第8章 伯爵と悪夢
「寝ますよ――――…」
「なら、入っておいで――――…すみれ」
猫なで声で私を待つアレキサンダー…
こんなにも身の危険を感じるのに…何で?悪夢を見ないんだろう?
それとも…安心――――…しているのかな?
私は渋々…ベットに入る…
「今日のすみれの服装…可愛かったね――――…マダムの新作は外れがなくて私は満足だよ!」
「あの~…あの服って…いつも新作と新品ですよね?一度着た服はどうしてるんですか?洗濯は?」
「下着類は私の部屋に――――…あ…いや、ちゃんとクリーニングしていますよ…
ドレスは気に入ったのはクローゼットでいまいちなものは返品している!
一応、すみれで市場調査的な事をしているわけだが――――…私の趣味だ!気にするな」
「――――ん?気になる文面がありましたが…モニターみたいな事をしているんですね私!なるほどっ…」
何が、“なるほど”たよ!!意味不明だが…
モニターなら気兼ねなく着用出来る
この間、何気なくマダムの服の値段を検索してしまったのだが――――…
目の飛び出る金額で緊張してしまったのだ!
ピノ彦君のデザインもあったが――――…更に値段が高くて…彼の多才っプリに気が遠くなりそうだった!
