ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第10章 伯爵と真実
屋敷に着いて早々私はアレキサンダーから、話を聞くことにした――――…
が、
「凄く話が長くなりますが大丈夫ですか?」
と、ピノ彦君から忠告を受けた――――…
話は数百年も遡るらしく…ぶっちゃけ記憶も曖昧だから聞いていて疲れるかも…と、まで言われた
「え――――…そうなの?…サクッと話せる内容じゃ無いことは覚悟してるけど…」
「まぁ…ザックリ話すと――――…“痴情の縺れ”が土台にあるってことです」
「え~…昼ドラ系の流れ?重いなぁ――――」
「こらこら、サックリ・ザックリ話すんじゃないよ、ピノ彦!
これから、ハラハラドキドキの愛憎劇が始まるんたから」