ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第11章 伯爵と花嫁
それから、数時間後…
ヘロヘロになったアレキサンダーがテラスにやって来た
丁度おやつの時間だったから私とピノ彦君とでテラスでお茶をしていたのだ――――…
「ご主人様、お仕事予定より早く終わらせたんですね!流石~!」
「当たり前だ!すみれが話したいと言うんだ!仕事なんかしたくなかったよ!」
疲れきったアレキサンダーにお茶を差し出すピノ彦君はなんだか嬉しそうだった
「――――ごめんなさい…忙しかったのよね?」
「全然!超――――暇だったよ!で、なんだい?話って」
アレキサンダーは、お茶を一口飲むと私を覗き込み微笑んだ
「――――…まずは…私の意見を聞かずに…事を進めた事を…謝って欲しいの!」
私は体にグッと力を入れてアレキサンダーを睨んだ!