ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第11章 伯爵と花嫁
書斎で仕事をしていると言うアレキサンダーに時間を取って欲しいと頼むと
久しぶりに私から話しかけられたのが相当嬉しかったのか…
「仕事なんてど~でもいいから!今から話をしよう?ね?すみれ!」
と、仕事を放り出すしまつ…
ま――――…支障がないなら別にいいんだけど…
凄い焦ってる人がいるぞ!?
「――――仕事終わってからでいいよ?ほら、書類待ちしてる人が焦った顔してるから…」
「だって~…」
「めっ!」
アレキサンダーはシュンと肩を落とすと再び書類に向かった
あからさまにホッとしたスーツの男性は私に深々と頭を下げた